ユラリトフワリト

ものぐさ狂言回しの雑記帳。

ぼくが嫌いな、僕の文章。

なんの気なしにスマホを弄る、いつもの時間。
ふと、これまで書いたエントリーを読み返してみようと思い立つ。

ぼぅと読み進めるうち、ふいに覚えるかすかな違和感。
スクロールする指が、ぴたりと止まる。

はじめのエントリーに戻り、今度はひと記事ずつじっくり熟読していく。
違和感はさらに増していく。


なんだろう。
まるで自分が書いた文章じゃないみたいだ。

記事一本が、まるごと違和感だらけなものもあれば、鼻が曲がりそうな異臭を放つ一文が紛れ込んでいるエントリーもある。

自分の体臭には気づきにくい、とはよく言ったもの。
僕はいつの間にこんな文章を書いていたのか……。

本人には違和感でしかないニオイでも、好きだと言ってくれる人もいる。
せっかく読んで気に入ってくれた人がいたなら申し訳ないので、具体的には挙げない。
しばらくは手直しもしないでおこうと思う。


それにしても、いったいなにが原因なのだろう。

書いているときの精神状態の違いだろうか……。
そう考え、浮かんだことがひとつある。

家人によると、僕はパソコンに向かっているときいつも難しい顔をしているそうだ。
逆にスマホを弄っているときは、なにやら楽しそうな顔をしていることが多いのだとか。

そこで気づいた。

ぼくが違和感を感じた文章は、すべてパソコンで書いた部分だ。
逆に、iPhoneで書いた文章は(あとでパソコンで手を加えたものでも)、違和感を感じない。

パソコンとiPhone
彼らと向き合う僕には、明確な違いがあった。

パソコンの前に座ると、どうしても「さあ、やるぞ」と肩に力が入る。
いわゆる「仕事モード」というやつだ。

delete-all.hatenablog.com

仕事なら、しかめっ面をしてでも書かなきゃいけないことがあるだろう。
でも、これはブログだ。
されどブログといえども、たかがブログなのだ。

そういえば、ちょっと前に僕はブコメでこんなことを書いてた。

携帯電話に届く迷惑メールと、移りゆく連絡手段 - ぐるりみち。

迷惑メールフィルタが優秀すぎて最近はめっきり読む機会がないですねぇ。書くネタに困ったらメールの文面から妄想したショートショートでも書いてみようかしら。

2016/01/04 20:27

「書くネタに困ったら」なんて言ってる。
書かなきゃいけない制約なんて、いつ作ったんだろう。

もともと、ブログをはじめた動機もいまいちよく分からないものだった。

yurafuwa.hatenablog.com

yurafuwa.hatenablog.com

そのままなんとなく続けているうちに、軸がブレブレになっていたのかもしれない。

──いや、無理やり「軸」を決めようとしたのが、そもそも間違っていたのか。

www.pojihiguma.com

kindou.hatenablog.com

はっきりとした目的と目標を掲げて、しっかりとした戦略に基づいたエントリーを投稿するのも、ブログの在り方の一つだと思う。
けれど、ぼくにとって(少なくともこのブログは)違うみたいだ。

なんとなく付けたブログタイトル『ユラリトフワリト』。
ここに、僕自身も気づいていなかった考えが込められていたのだとしたら──。


これからも、僕はぼくの嫌いな文章を書いてしまうかもしれない。
気づいて落ち込むのは嫌だけど、なるべく気づいていけたらなと思う。

まわり道も迷走もあっていい。
でも、自分の中のセンサーだけは鈍らせないように。

ゆらりふわりとたゆたっていきたいけど、
流れながされ袋小路、なんてオチはごめんだからね。