ユラリトフワリト

ものぐさ狂言回しの雑記帳。

休み明け、仕事はじめは憂鬱でいい。

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photo by Tambako the Jaguar

本日から仕事はじめ。

だが、どうにもやる気が出ない。
正月気分が抜けきらぬうちからの強引な社会復帰に、気持ちが滅入っているのだろう。

僕の場合、自宅で仕事をしているため環境の変化に乏しく、なかなか上手く気持ちを切り替えることができないデメリットもある。

結局、なんとなくデスクに座ってだらだらとしているだけで、ろくに作業が進まず一日が終わってしまった。
かすかな苛立ちとぬぐい去れぬ怠惰とで、心が沈んでいく。

──しかし、こうも思う。

定期的にやってくる連休の最終日、毎週日曜の夜、そして毎晩。
程度の大小はあれど、この気持ちを味わうのはもはや恒例行事となっているではないか。

こういったとき、必死に気持ちを盛り上げよう、切り替えようとすると、余計に心が軋む。
あまり深く考えず、生産性の低い日々をこなしているうちに、だんだん心と身体とが通常運転に切り替わっていくのが常だ。

この憂鬱な気分も、後の休暇で味わえる解放感のための貯金。そう考えれば甘んじて受け入れることができるのかもしれない。事実、そういったものなのだろう。


……とはいっても、ダウナー気分に身を任せてばかりなのも、それはそれで飽きがくる。
そんなとき、年末に友人からとあるスマホアプリを教えてもらったことを思い出した。

PAUSE - Relaxation at your fingertip

PAUSE - Relaxation at your fingertip

  • ustwo™
  • ヘルスケア/フィットネス
  • ¥240

早速アプリを開き、メッセージに従って指先で画面に触れてみる。

染みのような「円」が指の動きに合わせてゆらゆらと画面上を漂いながら、徐々にその姿を大きくしていく。

ただそれだけのアプリのようだが、まるでゆっくりと深呼吸するように、実にスローなペースの動きを要求される。
もどかしくなりわずかに指を早く動かすと、「もう少しゆっくり」と注意され、円が小さくしぼんでしまいやり直しとなる。

しばらくぼーっと指を動かす。
控えめな音楽と美しく移り変わる色とがゆっくりと溶け合い、やがて漫然とした意識が一体になっていく。
気づけば、頭の中のもやもやがスゥと晴れ、幾分か心が軽くなった気がした。

これはいい。

似たようなアプリがほかにもないものかと探してみたら、こちらを見つけた。

起動すると、一面の漆黒。

そこに描いた文字や絵が、ボタンひとつであっという間に消滅する仕組みのようだ。
あるときは炎に焼かれ、またあるときは水泡に帰し、木の葉となりて、消えていく。

しばらく、思いついた言葉や下手な絵をつらつらと書いて描いては、次々と消していく。
どうやら「リセット」の回数を重ねることで、新たな「魔法」が使えるようになるらしい。

これもなかなか面白い。無料というのもいい。

強いストレスを感じているときは、こちらですっきり解消すると良いかもしれない。
その後に、ささくれだった心を『PAUSE』で癒やしてもらうのだ。


こんなちょっとしたお遊びでほっこりする己に苦笑しつつ、心の癒しとは得てしてこういった些細な瞬間の積み重ねにあるのかもしれない、とも思う。

いつも手元に「癒し」を潜ませておけば、閉塞した意識にひとときの避難場所を作ることができる。いまの僕には、それでじゅうぶんだ。

無理に気持ちを切り替えようとせず、さりとて感情の波に振り回されるばかりでもなく、ゆらりふわりとバランスをとっていきたい。


さて、と。

ぼちぼちとカンを取り戻してゆくべく、
もうすこしだけ、がんばってみるとしようか。

ならし運転って、大事だよね。