ユラリトフワリト

ものぐさ狂言回しの雑記帳。

文章力を鍛えるために、正月じっくり読みたい10冊

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photo by Swamibu

Amazonプライムに加入したとき、安くなっていたKindle Paperwhiteを購入した。

Kindle Paperwhite (ニューモデル) Wi-Fi

Kindle Paperwhite (ニューモデル) Wi-Fi

 

にもかかわらず、これまであまり活用できていなかったことに、いまになって気づく。

こうしてブログもはじめたことだし、あらためて文章力を鍛え直すべく、年末年始でKindleを使い倒してみようと考えた。

ちょうどセールをやっていたので、正月休みでじっくり読み切れるように、新書を多めにピックアップ。すでに紙の書籍を持っているものもあるが、どこでも読み返せるよう、この機会にKindle版も買っておこうと思う。

※ただでさえ光文社古典新訳文庫のセールでまとめ買いした本が積ん読状態となっているのに、新たな本に手を出そうというこの姿勢、嫌いじゃない。

いわゆる『文章術』のほかに、「ものを書く」前提となる広い意味での「考え方」が学べそうな本も選んでみた。

「書き方」の本

文章力の鍛え方 (中経の文庫)

文章力の鍛え方 (中経の文庫)

 

いわゆるテクニック的なものと考え方とがバランス良くまとまっている。
一冊でまんべんなく学びたい御仁にはぴったりかもしれない。

この本の詳細なレビューは、ぐるりみち。さんが詳しいのでご参照あれ。

yamayoshi.hatenablog.com

一瞬で大切なことを伝える技術

一瞬で大切なことを伝える技術

 

ロジカルシンキングの基本を学べる一冊。
「書き方」というより論理的思考を軸とした「伝える技術」がまとめられている。

文章は接続詞で決まる (光文社新書)

文章は接続詞で決まる (光文社新書)

 

接続詞に気を配れるようになると、もの書きとしてひとつレベルアップできる。
推敲の際にはこの本を脇に置いて、都度確認するといいかもしれない。

「実用文」というのは、通常の文章とまた違った視点が必要となる。
幼少よりの僕が、こちらの書き方だけが「作文」だと思っていたのは以前書いたとおりだ。

yurafuwa.hatenablog.com

こちらの本もぐるりみち。さんに丁寧な解説があり。
(というか、僕はこの記事を見てこの本を買った)

yamayoshi.hatenablog.com

日本語という言語を考えさせる一冊(細かく言えば言語と文語の違いもあるのだろうが)。
なかなかアクの強い中身のようだが、続編も含め、一度しっかりと噛みしめてみたい。

「考え方」の本

創造的思考の名著。いつの間にか表紙もシンプルになっている。
ものごとを多面的にとらえる視点は、アウトプットの前提となる思索に不可欠だろう。

考えるヒント

考えるヒント

 

「ものを考える」という基本の奥深さをまざまざと感じさせる一冊。
電書化していたことを初めて知った。これからはどこでも読めるのが嬉しくて仕方ない。

「ものづくり」そして「感性(感動)」という曖昧なものに、どれだけ真摯に向き合えるか。
作り手としての絶妙なバランス感覚は、まさにプロの仕事だと感服させられる。

スピーチライターという特殊な職業のプロフェッショナルから学べるものは実に多い。
「話者」と「聴衆」の繊細なやり取りに気を配る様は、書き手が読者に対してどれほど意識しているのだろうかと考えさせられる。

落語の話作りには、文章構成における大切なことが凝縮されている。
見知った演目について深く知るだけでなく、古典落語を「文章」から学ぶというのも面白い経験だろう。

おまけ

偉大なる名文家たちの文をじっくり読むのも、計り知れない勉強になる。

著者のエッセイ自体が、「打ちのめされる」本の代表格だ。

心の底から打ちのめされ、ペンが取れなくなるような経験も、キャズムを超えるには必要な過程なのかもしれない。

こちらはキリキリソテーにうってつけの日さんで電書化されているのを知った本。
※光文社古典新訳文庫の衝動買いはこのブログの影響が大。

owlman.hateblo.jp

ほかにも、読書で本から学ぶブログさんの記事を見てポチった『芥川・太宰』もあったり(こちらは単行本)

dokushohon.hatenablog.com

……はたして、正月だけですべて読み切れるのだろうか。


今回紹介した本、どれも即効性を望むべきではないのだろう。

数年後、数十年後に自分の文章を読み返したとき、逆の意味で打ちのめされるような成長を感じることができれば、と願う。