ユラリトフワリト

ものぐさ狂言回しの雑記帳。

大吉な半日

http://www.flickr.com/photos/14784969@N08/2580895303

photo by laurabillings

テーブルの上に、二つのヨーグルトがあった。

朝食のあと、僕は一つを手に取り食べた。アロエの食感が歯に心地よかった。

夕方。小腹が空いた僕は、おもむろにもう一つのヨーグルトを手に取り、ふたを開けた。

『今日は大吉!』

ふたの裏に書かれた文字が目に飛び込んできた。
思わずほっこりすると同時に、「朝、こちらを手に取っておけば……」と、わずかな後悔もわいてくる。

そこで、考え方を変えてみることにした。

いわゆる『教会暦』では、一日の区切りは日没になるという。

教会暦の一日は日没から始まり日没に終わるためクリスマスは24日の日没から25日の日没までとなる。
イヴの夜に恋人とロマンチックな夜を過ごした若者が、「二十五日は家族のため」などと言って両親らと豪勢なディナーを囲んでみても、それは『クリスマスパーティ』ではないのだ。
それでも、やらないよりやったほうがずっといい。

物事は考え方ひとつでいかようにも変わる。

「シンデレラタイム延長だ!」と喜んだのも束の間。
あらためて窓の外を見れば、空はまだ赤くなり始めたばかり――まだ、日没を過ぎてはいなかった。

結局、僕に残された大吉パワーは(活動時間換算で)およそ半日ぶん。

でも、今日はなんだか眠い。
大吉だからと無理して起きていても本末転倒なので、素直に早く寝る予定。

せめて幸せな夢を。